介護では、年配の方の全ての生活をサポートする必要があります。つきっきりで相手をしていれば、どうしてもストレスが溜まってきてしまうでしょう。食事や着替えはもちろん、トイレなどの手伝いもしなければなりません。そして人を相手に行うサポートですから、自分の思い通りのサポートが出来ないことも多々あります。

介護はこのように、体力的にはもちろん精神的にも疲労感を感じることがある仕事となっているのです。そのため、年配の方のサポートに疲れてストレスを感じてしまうという方は非常に多くなってきています。そんな中でも、自分通りのサポートが出来なかった場合でも、支援している相手の年配の方は感謝しているはずです。自分だけでは生活できないところを助けてもらっているからこそ快適に生活ができているのです。自分が満足できないような支援であっても、年配の方からして満足なサポートであればそれ以上悩む必要などありません。介護される方は心の中で「ありがとう」と感謝していることでしょう。

日常に支障が出るほど疲労感がピークになっている場合は、多少費用はかかりますが老人ホームに入居させることも考えてみましょう。「老人ホームに入れるなんて薄情」なんていう価値観を持っている方もいらっしゃいますが、実際に介護をしてみればそう甘くないことは体験してみて誰もが感じるはずです。そして、介護のプロに任せた方が安心感もあります。思っていたよりもずっと過ごしやすい場所であった、ということもありえるので、ぜひ体験でも入居をしてみるといいでしょう。自分の疲労感を考えた上で、判断してみましょう。